天徳院(天徳館)について

天徳院住職 大澤郁夫
北海道天徳大観音(旧北海道大観音)は、以前より全国から多くの方々より愛され、ご祈願、ご支援を頂いておりますことを深く感謝申し上げます。
このたび、御縁を頂きました宗教法人天徳院が責任を持ちまして祈願、祈祷、守護、管理をさせて頂くことになりました。今後共皆様のご支援、御協力を賜りたく、謹んで御願い申し上げます。
大観音様は、衆生救済の願いを自ら立てておられまして、大観音様に心から祈願をすれば、非常に強力なご守護、お導きを賜ることが出来ます。それと同時に、人間の努力も決して怠ってはいけませんし、ご利益自体を目的にしてはいけません。自分の正しい願いに向けて努力する先に、大観音様は手を差し伸べられるのです。
どうか皆様が、大観音様の御加護により幸せな人生を送ることが出来ますよう、心より祈念申し上げます。また、遠い未来の話かもしれませんが、霊界に行かれる際には、大観音様より良い霊界にお導きいただけますよう、天に徳を積む人生をお送りいただければと存じます。
今後共よろしくお願い申し上げます。
観音様は観世音菩薩ともいわれ慈悲と優しさに溢れ、私達の心を清らかにして下さいます。
人生の荒海をさまよう時、耐え難い苦痛に心が荒む時、非難と誤解の嵐にもてあそばれる時、観音様の気高き御顔を拝すれば、心は穏やかになり、どんな困難も超えるだけの勇気が心の底から湧いてきます。
観音様は、「私の教えに従いなさい」と命令されるのではなく、私たちの状況に応じて33通りに形を変えて導いて下さいます。厳しい父親ではなくやさしい母親の心で抱いて下さいます。
なにも心配せず、心を投げ出し、幼い子供になってその胸に飛び込むことができます。闘い疲れた肉体と心を観音様に委ねてみませんか。新しい力がみなぎってきます。
しあわせとは何でしょうか。
激しい競争に勝ち抜いて生き残ることでしょうか。
もしそうならわたしが勝ち誇っている時、そのとなりには敗北してしあわせになれなかった人がたくさん生み出されています。他の不幸を根拠にして得るしあわせが本当にしあわせなのでしょうか。
観音様は静かなたたずまいでただ見つめて下さっているようですが、それだけでも不思議と人の心を満たして下さいます。わたしも観音様のようになれたらどんなにしあわせでしょうか。この人のそばにいるだけで心が満たされると感じてもらえるような人格を観音様から拝受しましょう。慈悲の心に溢れる風景を少しでも広げましょう。
平安に満たされることのない心で世界から戦争や争いを消し去ることはできません。戦争をなくそうと思えばまずわたしの心からきれいにしなければなりません。
天徳大観音は心の平安と平和に満ちた慈悲の心を呼び起こし、世界の平和を希求しています。その起点として立っておられます。人生の節目毎に天徳大観音を思い起こしながら、観音様とともに世界平和を希求しましょう。
わたしの心を観音様のこころに合わせ、観音様の心でしあわせな家庭を形成し、その延長として平和な国を実現しましょう。それが世界平和へと直結します。
天徳院は観音様を愛する皆様の心の故郷です。いつでも里帰りをお待ちしています。
観音様は、世界人類の全ての人が豊かで幸せな人生を送れるよう、常に願われておられます。また全ての人が、どんな苦しみの中にあっても一心に観音様の御名をお称えすれば、観音様は色々な姿に変わって、私たち衆生のどんな悩み、苦しみも、見逃さずに救ってくださると「観音経」に説かれています。
天徳院は、世界から集められた宗教、歴史の集大成の聖地であり、宗教や宗派を越えた祈りの施設です。またこの施設は、全国の多くの人々の願いが込められて維持されてきた尊い資産でもあります。
皆様やご家族のご健康、ご多幸、世界の平和を皆様でお祈りいただければと存じます。
争いと競争と闘争の入り混じった人生の日々、虚偽と真実の見分けに疲れ果てた日々の中で全てを忘れて観音様に委ねてみませんか。宇宙を抱く大いなる慈悲に触れることができます。本当のこころのふるさとに立ち戻ることができます。
生存の為に戦うことばかりを強いられる人生の中で本当に大事な事は、愛し愛され、尊敬し尊敬される人と人の交わりしかないことが分かります。溢れる愛情の源泉として観音様は立っておられます。観音様の深い慈悲の触れることによって心が癒され、元気を取り戻すことができます。
元気な心はじっとしていることが苦痛となります。観音様によって元気になれば、その元気を家族や友達に伝えたくなります。
絶対的な平安を如何に心に築くか、これが本当の闘いです。
- 建立計画
- 昭和50年建立計画設計を開始
- 御内仏
- 昭和53年、インド、中国、韓国、台湾、京都、奈良から収集し、著名な大仏師に制作を依頼
- 開眼法要
- 平成元年11月3日、インド駐日大使のご協力を得て、釈尊の悟道の地マハボディ寺より僧侶を招き、聖地の聖火、聖水を空輸し、奈良国宝寺新薬師寺の貫主様及び芦別市とその近隣の町二十五ヶ寺の住職様参列御もとに、開眼法要を執り行いました。

Q.神様と人間の関係はどのようなものでしょうか?
天徳院(天徳館)では、神様と人間の関係を、親子の関係としてとらえています。親は子に、自分よりも幸せになってほしい、自分のすべてを与えたいと願います。それが本当の親の姿です。神様は、権力で人間を支配しようとされるようなお方ではありません。大いなる親の愛をもって、全てを与えようとしておられるのです。
Q.天国への道は?
地上生活において、どれだけ、魂を開発・向上させたかによって、行く霊界が決まります。愛善の徳、つまり自分よりも「人良かれ」の気持ちが強い人ほど、死後はより高い天国に進みます。社会的地位や名誉などは全く関係がありません。
Q.人間の本当の幸せとは?
人間は多くの幸福観を持っていますが、人間の究極的な幸せは人間の存在目的を知り、神様と一致して、神様と共に至福の生活をおくることにあります。
Q.現世御利益とは?
我を忘れて他のために尽くそうとすれば、神様や高級霊が我知らず応援せざるを得ません。その結果、考えられないような御利益的現象が起こります。あくまでも、御利益は、求めようとして得られるものではなく、利他的に生きることによって自動的に還ってくるものなのです。
Q.霊界はどのように地上に作用するのですか?
霊界は、同じ波長の人に作用します。高い志を持つ人には、高い志の霊が作用します。したがって、高い霊界と歩調を合わせようと願うならば、高い志を持たなければなりません。自己中心の考え方を捨て、国家や世界の為に生きましょう。最高の志は神様に喜んでいただける生き方です。
Q.先祖への真の供養とは?
御先祖様は、自分の子孫が真の幸福となり、繁栄して行くことを願っています。そのような御先祖様に対して、いつも「感謝」の心、「おかげさま」の心を持ち続けましょう。御先祖様に対する感謝を忘れず、その上で自分自身も幸せにならなければ、先祖孝行したことにはなりません。御先祖様の幸せも、子孫の幸せも一体なのです。
Q.死後の世界、霊界は実在するのでしょうか?
人間は地上生活を通して責任を全うし、真理に基づく愛の完成を成し遂げて、その後霊界で永遠の感動と喜びの天国生活を享受するように造られています。 霊界は実在します。
Q.価値ある人生とは?
価値ある人生とは、その人が何の目的によって生きるかによって決まります。したがって、人間の真の目的がわからなければ、価値ある人生を見出すことができません。このテーマについては是非、天徳院に御尋ね下さい。